2006.07.11 【蔵出し】
2006.06.12 【今を生きる】

※実はコレ何となくお蔵入りにしてた日記だ。
ネタが無いから出す訳じゃないんだけど、せっかくだし出してみようと思う。



1週間ぐらい前の話だったろうか。
訃報が届いた。
ウチに来ていた経営コンサルタントの方が亡くなったらしい。
まだ40歳にもなっていなかっただろう。
俺は直接関わる事は無かったし、一度も話をした事すらなかったが、去年の夏に俺が研修に出されたのは、この人の差し金だったと聞いている。
研修が終わった後で、その辺の事も含め一度話をしよう。なんて社長から言われたりしていて、それはそれで楽しみにしていた。


だが、あの研修から一ヶ月ぐらい過ぎた頃に、彼は突然倒れた。
病院に検査に連れて行ったら、即入院だったらしい。


病名:急性白血病


それほど仕事で関わる事は無かったが、毎週のように来ていたので少し気になってた。
時々、病状を聞いてみたりした。
骨髄移植をしたらしい。
順調に回復してるとの話を聞いてたので、きっと元気に帰ってくるのだろうと思っていた。



どれぐらい過ぎた頃だろうか?
半年?それ以上だったかもしれない。


ある日、会社の前に彼の乗る車が停まっていた。
事務所に入ると、そこには見知らぬ誰かが居た。
挨拶をした時に、チラっと見るとそれはそのコンサルタントの先生だった。


まるで別人。


一瞬、誰だかわからないほどに別人になっていた。
だが、もう元気になったと思っていた。
それから、何度かウチに来ているのを見ていたので、もう元気になったのだと思っていた。


それを聞いたのは、亡くなってから5日ほど過ぎた頃だった。
会社の同僚に、あの先生亡くなったらしいよ。
と、それだけ聞いた。
詳しい事は良く知らないが、急変したらしい。
あまりに突然の死だった。
たしか、あの先生には婚約者がいたはずだ。
おそらく去年か今年ぐらいに式を挙げるはずだったのだろう。
生涯を誓いあうはずだった人を亡くした気持ちというのは、俺には到底理解出来ない。


これまでに、身近な人の死だったり、友達が亡くなった話など聞いてきた。
それほど付き合いがあった友達では無かったが、中学の同級生が知る限りで5人亡くなっている。
4年前には55歳と年は離れていたがダイビングの友達が病気で亡くなった。

死んでしまった友人の気持ちを知る事は出来ないが、残された家族や友人の気持ちはわかる。
どんなに悲しくても、辛くても、それでもまだ自分の人生が続いているという事。
残された者達は、それでも悲しみを乗り越えて生きて行かなきゃならない。

亡くなった者達はそこで時が止まってしまったのかもしれない。
だけど、残された者達の時が止まることはない。
残酷なまでに時は一定のペースを刻み続ける。



ある者はドコかで折り合いを付け、ある者は何年も何年も事実を受け入れられず、
それでも、人生が続いているというのは残酷としか言いようがない。





何度か死に掛けた事がある。
ちょっと大袈裟な言い方かもしれないが、一歩間違えたら死んでいてもおかしくなかっただろう。
それでも、死なずに俺は今も生きている。


最近、ホントにこんな事を思い付いちゃったりして“オサーン街道まっしぐら”とも思うのだが、、、
きっと何かに生かされてるのだろうと思う。
何の為に生かされてるのかわからんが、きっとまだ時期じゃ無いって事なんだろう。


きっと全うしなきゃイケナイんだろうな。
名前も知らないような先祖の血が何年も何十年も何百年も掛けて、俺に辿り着いた訳だし。
その血は無駄に使っちゃイカンって事なんかな?とか最近思ったりもする。まるっきりジジイだ。


24歳で壮絶な死を迎える。
とか、馬鹿バンザイ、子供バンザイな事を言ってた、若さ爆発の頃の自分をグーで殴ってやりたい。
いや、、、痛そうだからデコピンぐらいにしておこう。


とっても感傷的な日記になってしまったが、たまにはこんなのもいいだろう。
生きてく意味なんかわからん。
偉そうな顔して、地球の支配者のようにしてる人間も所詮は沸いて出てきた生物の一種類に過ぎないんだろう。
だとしたら、生物として生き抜く事が全てなのかもね。
でも、感情を持って生まれた生物なんだし人生を謳歌しなきゃな。


〜追記〜
生きてると辛い事、悲しい事ってのがたくさんある。山ほどある。
洒落にもならないほどに落ち込んで、立ち直ったようでも心の中には、まだまだそれを抱えていて。
忘れようにも忘れられない。
他人から見れば大した事じゃなくても、いつまでも自分自身はそれを抱えていて。


でも、それを全部背負って生きてかなきゃイケナイんだろうな。と最近は思う。
良い事も悪い事もひっくるめて背負って行かなきゃなんないんだろうなって思う。
その上で笑っていなきゃなんないんだろうね。


そんな感じの事を、この間の岡本太郎の特番で言ってた。
何となく納得しちまった。
って事で笑おうぜ。


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