最近、ウチの会社も国際化の波が押し寄せてきている。
と言うよりも、外国人労働者が数名入ってきたって話なんだけどね。
で、最近タイの人が入った。
「タイの人は素朴で穏やかだ。」と旅行で何度もタイに足を運ぶ友人が言ってた。
なるほど、ウチに来た彼も話掛けると、屈託の無い笑顔でいつも応対してくれる。
彼は朝会社に来る時に、音楽を聴きながら来ているみたいだ。
先日、着替えているところに彼がやってきて、耳に掛けているイヤーパッドからはシャカシャカと結構な大音量で音楽が流れているっぽい。
俺が聞き逃す訳がない。。。
大音量のその音が、とってもエレクトリックでギンギンなギターサウンズだという事を!
「何聴いてんの?」
すかさず質問を投げかける。
日本語は喋るが、ウチにいる中国人の女性ほど言葉は堪能ではない。
会話に差し支え無いほどには喋るが、わからない時もしばしばある。
きっと彼は母国語であるタイ語、英語、日本語と3ヶ国語を喋る事が出来るのだろう。
で、どちらかと言えば日本語よりも英語のほうが得意だと思われる。
「インストルメンタルです。」
と、答えてくれたが、もちろんココに英語で表記したいぐらいとっても堪能な“インストルメンタル”という発音だった。
「で?誰の曲なの?」
「ジョー・サトリアーニです。」
あまりに発音の良いジョー・サトリアーニだったので一瞬わからなかったが、漏れてくるギターサウンドから分析した結果、サトリアーニと判断した。
以前、日記で音楽の事を書いたときにも言ったが、洋楽好きはみなお友達である。
たとえ、趣味がちょっと違っていてもお友達なのである。
サトリアーニは聴いた事が無いが、名前は知っているぐらい有名さんだ。
俺はインストルメンタル系ロックアルバムも聴くが、どちらかと言うとバッドボーイズ・ロッケンローな感じがお好きなので、それを伝える。
一気に会話が盛り上がる。
「そうですか、、、私はヴァン・へイレンとかスティーブ・ヴァイとか好きです。スティーブ・ヴァイは素晴らしい。」
など、相当熱い。
しかも、相当知ってる人だ。
その辺の素人じゃなく、コイツは玄人だ。。。。
何しろ、イングヴェイとエドワード・ヴァン・へイレンのギターの違いを熱弁しはじめた。
それまでイングヴェイのイの字すら出てこなかったのに、突然違いを話始める辺りに面食らっちゃいましたが、、、。
それから、たびたび洋楽ネタを話して仲良くなった。
今日は昼休みに唐突にCDを渡され、「昨日CD焼いてきたので聴いてみて下さい。」
・・・・・イイヤツじゃん。。。(涙)
ってか、Queen AllとかVAN HALEN Allって書いてあるのは何だ?
「ALLって何?」
「アルバム全部入れました。」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・って。
すげぇ曲数じゃん。。。。。(号泣)
見たら、ホントにアルバム全部入ってるし。。。。
俺よかウワテか。。。
そんな訳で今日彼からもらったCDを聴きながらコレを書いてます。
初めて触れたジョー・サトリアーニはイイ感じです。渋いです。
いずれ彼には日本文化を、、、
イエローモンキーの洗礼を浴びせてやろうと目論んでいる。
まぁ、他の洋楽もね。
すっかり俺も国際人。
そして学んだ。
「ねぇねぇ、、、ムエタイとかやんないの?」
「アァ、、、ヤラナイデス・・・。アレハ、イタイ。。。。」
タイ人の全てがムエタイファイターじゃないらしい。
明日、日本人の全員がカラテの達人だと、ホラを吹こうと思っている。
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